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ウィーンの路傍 パリの道標 山下祐樹

哲学史、芸術史、そして現代思想へ。

アパッショナータ
2009年7月31日(金) 23:27 [ 藝術 ]


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感謝。

無謀な挑戦でありましたが、個展を無事終了することができました。
多くの方達にお越しいただきまして、そのことに感謝しつつ、感動しています。

何故、個展を開催しようとしたのか。
キャリアの無い私にとって、早すぎる決断でもありました。

普段、絵を描いていて、何のために描いているのかと自問する中で、
生じた答えが、皆さんに見てもらおうという方法でした。

演奏家は何のために練習するのか。
自分で納得するためということ以上に、聞いてもらう機会があるからこそ練習する。

そのことと同じく、絵を描くことは、自分の世界観を確認する以上に、見てもらう機会があるからこそ、描くことの意義が見出せるのではないかと考えたのでした。

その自問への答えを見出してからは、疾風怒濤の如く絵を描きました。
そして作品展へと漕ぎ着けたのでした。

今、私の中では今回の作品群への修正点についても考え始めています。
加えて、新しい構想も。
何のために描くのか。その問いは、どのように描くのかということに結び付いています。
どのような道へ進み出て、何を描くか。どのような色彩と手法で。

楽しみながら、悩みながら、そしてまた悩みながら、
歩き始めたいと思います。

今回の作品展に際しまして、多くの激励を頂きました。
改めて感謝申し上げます。

皆さんのかけがえの無い存在によって、
私は描き続ける勇気を持ち続けることが出来るのです。


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ビューティーポータル美市美座
真価
2009年7月28日(火) 21:36 [ 藝術 ]


作品展も終盤を迎えようとしています。
今日も多く方々に来場していただき、感謝の気持ちで一杯です。
なぜドイツ語。全て2009年に描いたとは凄い。そんな意見を頂きつつ、真価が問われるのはこれからという緊張感も生まれています。専門家の方々からは多くのご意見を頂きました。それらを糧に、進んでいきたいです。

緑に囲まれた会場で開催できることは幸いで、夜は夜で明かりの加減が丁度良く、昼に見る絵と、夜に見る絵には幾分かの違いもあり、その差を楽しんでいただくことも、一つの鑑賞法です。



Die Verletzten sollen die Ärzte sein
Die Letzten sollen die Ersten sein
Sieh es ein: The Meek shall inherit the earth
Die Verletzten sollen die Ärzte sein
Die Letzten sollen die Ersten sein
Die Ersten sehen als Letzte ein
The Geek shall inherit the earth

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日蝕
2009年7月22日(水) 23:36 [ 景観 ]
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今日、日蝕という乙女に出会えた。
白い雲のヴェールに包まれる貴方は、私に微笑みかけた。
そしてあの小説を読み返したい。
私に多くのことを投げ掛け続けるあの小説を。



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山下仙之助という画家
2009年7月21日(火) 20:02 [ 藝術 ]

 私の曽祖父である画家、山下仙之助。私が小学校3年生の頃まで生きていたので、曽祖父の記憶は鮮明に残っている。
 祖父は風景画と静物画を画業の中心テーマに据えていた。そして描かれた多くの絵を目にすると、とても落ち着かせてくれる。曽祖父はセザンヌを尊敬していたという。確かに、後期印象派、特にセザンヌの絵に一つの理想像を思い描いていたように思う。それは机上の静物が如実に語ってくれるのだ。以前、市の図書館で曽祖父の特別展を催してくれた時、その展覧会のテーマは、「真心の画家、山下仙之助」であった。真心から描く優しい静物と風景。それはとても美しい。私はそのような画風や作品群にこそ、本領が発揮されていたに違いない。
 いつか、私は私の絵を描くということ以上に、曽祖父とその作品性について論じてみたいと思うのだ。否、論じるべきではないのかも知れない。ただ単に、そこで曽祖父の優しい絵を眺める。それだけで真心の時間が流れていくように思える。


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想像の共同体について
2009年7月20日(月) 07:40 [ 社会学 ]

 七尾藍佳さんのコラムに、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』について、メディアコミュニケーションの視点から捉えた見解が述べられていた。
(http://www.blooming-net.com/market/salut/archives/2007/12/post_12.html)

 私は興味を持って読み、色々と思索してみた。『想像の共同体』は社会科学系の分野において重要な意味を持つ著作である。そこにおけるグーテンベルクの印刷術により大量な文章の流布が可能になって以降、言語を中心とした近代国家の分割がなされたという指摘は実に興味深いものである。まさしく、印刷媒体や新聞によって同じ言語を共有しあう共同体を想像の共同体として解釈するものである。

 しかし、この共同体という言葉は極めて厄介な訳語であり派生語であって、世界各地での「共同体概念」を収斂させたものではないことは明白である。一般的に、コミュニティは共同体、ソサエティーは社会と訳される。この翻訳に関しては日本の明治期の様々な逸話を孕むという面白さも含んではいるのだが、特に社会という語の登場によって、西洋で語られていた「ソシエテ」や「ソサエティ」とは異なる「社会」概念が登場してしまった。英語から日本語への流れを更に遡ってヨーロッパの大陸語との関係を見るなら、テンニースの『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』を参照することが適当である。

 一般概念としてゲマインシャフトはコミュニティであり、コミュニティーは共同体である。またゲゼルシャフトはソサエティであり、ソサエティは社会である。という系譜を見ることが出来る。しかしながら、勿論、明確な意味でそれらは共通の意味を有していることはなく、敢えて論じる場合の類似概念に他ならない。だから、岩波文庫に所収されている杉之原寿一訳の『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』という題名は幸いにも相応しい。もし、『共同体と社会』という題名になっていたとしたら大変な誤解と偏向を招いたことになったのであろう。

 更に、そのゲマインシャフトとゲゼルシャフトという区分自体が無意味であるという理解が存在しているのも確かで、マンフレート・リーデル『市民社会の概念史』がその視点を持つ重要な著作である。リーデルの言語史的な分析からすると、ゲマインシャフトとゲゼルシャフトは元来同一の源泉から生じていたものであり、テンニースのようにゲマインシャフトからゲゼルシャフトへという流脈は存在しないという指摘を含んでいる。例えるなら、それは人間とチンパンジーの関係性と類似している。現代的な動物学からして、チンパンジーが進化しても人間にならないとされている。同じ根源を持つが枝分かれをして、程度の差こそあれ、それぞれが進化しているという進化論は今日において一般的になっている。つまり枝分かれの概念としての、ゲマインシャフトとゲゼルシャフトという解釈はテンニース的な「変化論」に比べて大変理に適っていると思われる。

 共同体と社会の用法に関する近代以前に流脈においてさえ、以上のような問題性を含んでいるのであるから、その後の用法に関しては議論の構築に難を要することは間違いない。すなわち私が言いたいのは、少なからず、共同体と社会の用法に何かしらの形でアプローチをしていく人々の配慮が必要であるということである。現状からして、全ての用法を明確に規定した上での理解は、世界における多様な言語と同数の用法を鑑みて、極めて困難であるが、この不都合な問題性を絶えず考慮しておくことが求められるのであろう。このことを考えた上で、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』を読むことで、新しい視界が開けてくるように思うのだ。

(再掲)

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熱情
2009年7月16日(木) 21:41 [ 藝術 ]

ベートーヴェンは32曲のピアノソナタを作曲している。
アッパショナータもその一つ。

悲愴。ヴァルトシュタイン。テンペスト。ハンマークラヴィーア。

精神性を支える。

まさにそんな作品群と共に生きる日々。

そして、日々、それぞれ違う花が咲くのだ。

それを持って、苦難へ立ち向かっていこう。

絶えず熱情を持ち続け。


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アパッショナータ・ソナタ
2009年7月8日(水) 20:52 [ 藝術 ]
山下祐樹 作品展を開催します。



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山下祐樹 作品展
−アパッショナータ・ソナタ−
Die Appassionata-Sonate

日時  2009年7月24日(金)〜7月31日(金)
    午前9:00〜午後9:00
  (7月29日は休館、最終日は午後7:00まで)

会場  熊谷市緑化センター1階ホール
    (熊谷市役所東側、中央公園内)
     :JR熊谷駅北口から徒歩10分


未熟者の背伸び。そんな感じの展示会です。
宜しければお越しください。


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